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プロフィール
HN:磯見仁月
職業:漫画家
自己紹介:
漫画家の卵。殻を破ろうと日々悶え中。趣味は読書と旅行と整理整頓。丸ペンと家庭用万能包丁が愛刀です。過去作品:クロノ・モノクローム(小学館少年サンデー)連載:ナックルダウン(双葉社・漫画アクション)

クロノ・モノクローム最新第5巻発売中です!!


※当ブログ内の画像の無断転載は禁止とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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漫画家・磯見仁月のブログです。 過去作品『クロノ・モノクローム』(小学館 週刊少年サンデー)。                   新連載『ナックルダウン』(双葉社 漫画アクション)
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何だか音楽の秋シリーズが好評だったので、もう1弾。
なかなか出すチャンスがなかったので、たまには主役をはってもいいかと。
出番の割に熱いファンが多いこの2人。
なかよく出演です。
時代考証に当たり、それこそ当時の絵画から歌から幅広く調べたのですが、18世紀の民衆の詩や歌は素朴であけすけ。
1周まわって、現代でも笑ってしまうような歌詞が多いです。
今も昔も、人生への考え方の本質は変わらないかもしれませんね。

 

ハープのメロディに乗せて、アントンの歌。


アントン「もうダンスパーティに行ってはいけないよ、花嫁さんよ。
ランタンの下で踊ったり、お祭りのゲームをしてはだめよ。
あんたは留守番。
たちは行くけどね。

これであんたもとうとう花嫁さんよ。
これであんたもとうとう婿殿に結ばれた。
死ぬときにしか切れない、金の長い糸でね。

私の亭主というときには、私の主人ということよ。
亭主って約束したようには、優しくしてくれないものよ。
約束を思い出すように言ってやらなくちゃ!

私たちが差し出すこの花束を受け取って。
それがエニシダでできているわけは、
上刃の栄華はみな花のように色あせるって、

あんたにわからせるためなのよ。」


黒六:「これ、何の歌?18世紀の流行歌なの?」

レベッカ:「主に結婚式の時に歌う歌よ。
花嫁さんにこれからの夫婦生活の教訓を歌い上げるの。フランス西部からとても流行りだしたのよ。
時計職人はフランスへの行き来が多いから、ツンフトでも親方や兄弟子たちが酔っぱらって、たまに歌ってたわ。
それにしてもアントンって…。」


黒六:「うん、アントンさんすごいね…。」

黒六・レベッカ:「めちゃくちゃ歌がうまい……!!」

レベッカ:「すっごい美声。どうしよう、聞き惚れちゃう。」

黒六:「ずっと聞きたくなっちゃうね。それにしてもハープまで弾きこなすなんて、彼女は何者なんだろう…。」



18世紀ではこの歌を歌い上げた後、花嫁はまず結婚式の介添え役の若頭と踊り、その後順番に来客と踊っていきます。
そのあと皆で踊りあい、パーティが最高潮の中、そっと新郎新婦が会場を抜け、秘密にされている寝室へ移動して、婚姻の完了となるそうです(地方で違いはあります。)
この儀式は、花嫁が完全に花婿のものになる邪魔をする、若者組の最後の試みの表れだそうで、地域によっては3晩続けて邪魔したり、新郎新婦を見つけては、そこで大騒ぎしてむりやりお酒を飲ませて邪魔するそうです。
日本にはない風習なので、クロノ・モノクロームの登場人物もこうして結婚式してたのかと思うと面白いですね(もちろん国や身分でしない地域もありますが)。



クロノ・モノクロームも46話。
次号、いよいよ最終回です。
増ページをいただきました!!
サンデーBSも更新中!!そちらにもうんちくあるので楽しんでね。
単行本1~3巻発売中です。
反応・感想楽しみにしています。
応援宜しくね!!!

拍手[13回]

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フィリドール:「不意打ちだなんて卑怯だぞ!!ケンペレン!!」

ケンペレン:「連弾と伺ったので、連続で叩き込んだまでです。打楽器とはこれはまた趣が深いですな。」

フィリドール:「…ってこのリズム、ドイツ音楽じゃないか!フランス音楽にしろよ!!」

ケンペレン:「そちらこそ、隙あらばご自分の作曲を奏でようとは、油断なりませんな。」

レベッカ:「あ~もう!!せっかく衣装そろえたのに、ぼろぼろじゃない!!」

黒六:「どうしてあれで演奏できるんだろう…。」





せっかくなので、黒六とモーツァルト以外でも組んだらどうなるがやってみた。
アダルト組でケンペレンとフィリドール。
気づいたらこうなった。
こういう動きのある絵というか、おバカな絵がもっと描きたいなぁ。
クロノ・モノクロームは結構真面目な感じなので。
少年史的なアクション好きなんですよね。


拍手[15回]

グーテン・アーベント!!
仁月です。
なんかもう連載中、英語よりドイツ語触ってる時間が多かったので、ヘタレな英語がさらにへたってきました。
いや、ドイツ語はさらにヘタレなのには違いないのですが。
モーツァルト戦で手紙をドイツ語で描くことになり、とても焦ったのを覚えています。
取材前、古地図と現代地図を照合して、地理を暗記するにあたり、ドイツ語も現代と18世紀で表記が違うので、やっぱり焦ったのを思い出しました。
なんでしょうね。日本でいうと江戸や明治の漢字…、いやゆる現代でいう常用漢字以外が、ばんばん出てくる様相でしょうか。

丁度秋に取材に行ったので、この季節になるとウィーンを思い出します。
そしてウィーンというとモーツァルト。
なので音楽の秋にモーツァルトを描いてみました。
黒六やケンペレンに次いで、「好きです!!」って声が多かったこの方。
久しぶりに描いてみました。
比較的描きやすい。たぶん髪の毛がはねてないからだろうな。
ピアノは仁月も子供のころ弾いていました。
得意ではなかったけど、あの硬質の鍵盤に触れるのは好きでした。
ちなみにその時通っていた教室の先生のおうちに、歴代の音楽家たちの本がたくさんあって、仁月は歴史の偉人伝的なものばかり読んでました。
まさか将来、そのうちの一人を描くことになろうとは。
人生何が役立つかわかりません。
  
      
 
モーツァルト:「お客さんもそろってきたね。さあ、クロ、コンサートの準備はいいかい?」

黒六:「モーツァルト…あの、俺ピアノは全然…。ていうか何でこんなことに…!?」

モーツァルト:「いいじゃない。君とピアノ連弾やってみたかったんだよ。面白そうな音がでそうだからさ。大丈夫。音楽とチェスは深いところで感性が繋がってるから。」

黒六:「うう…、じゃあ楽譜を…。って真っ白だよ、この楽譜!?曲目は!?」

モーツァルト:「ないよ、そんなもの。昨日女の子と遊んでたら書き損ねちゃった♪でもクロが自由に弾いてくれれば、僕が合わせて即興で作曲してくよ。新曲お披露目って言って集めた手前、楽譜は置いとかないとね~♪♪ほら、手を貸して!!」

黒六:「…天才とイカサマって、深いところで感性が繋がってるのかなぁ……。」



では13話うんちくです。
単行本でるまでは出しにくいもあるし、これ話数よりカテゴリでやった方がいいのかも。
とりあえず障りのない馬車の話でも。



第13話

13話の最後に出てきた馬車。
18世紀は電気もガソリンもないので、おもな移動の動力は馬でした。
何となく18世紀のイメージだと、個人の金持ちが馬車を所有していて、交通網が不便なイメージがありますが大間違い。
18世紀の馬車の交通網は大変なもので、様々なパターンが存在していました。

乗合馬車
駅馬車
定期便馬車
郵便馬車
貸馬車

などと他にも用途に応じて振り分けられ、

鈍行馬車(カロス。8人乗りくらいで1日40~50キロしか進まない。昼食をのんびりとる休憩つきで、日没前に宿屋に入る。)
急行馬車(デリジャンヌ。鈍行より2~3倍速く、一日80~90キロ移動。各宿駅で馬が交換され、馬はギャロップで爆走することができる。バネつきクッションが設置され、乗り物酔いがひどい人はお勧めしない。ちなみに高額。)

といった速度に応じての役回りもありました。


ケンペレン達の馬車は大型で、当時の乗合馬車に貨物を兼ねたものを参考にしています。
乗合馬車は客席の屋根に当たる場所に、荷物を積めるものが多く、乗客の荷物の他、各都市の荷物の配達も兼ねていました。
1764年には馬車の時刻表も公式に出版され、パリを中心にすべての幹線道路の地図(120万分の1の縮尺)がつき、馬車の種類、出立日時、停車時間、宿のアウトイン時刻、行程距離などあらゆる馬車の情報が記載され、非常によく売れました。
ヨーロッパの旅に興味がある方は、何度も版を重ねているので、これを見ると当時の様子がわかって面白いかもしれません。

ですが、乗り心地は決して良いものではなかったようです。
椅子のクッションは固く、道路も整備が万全とは言えないもの。
加え荷物や娘を狙い、泥棒や賊が沢山いました。
旅人の中には二度と乗りたがらないものもいたようですが、それでも大半は乗るうちに慣れたそうです。
怖いのが事故で、都心ではひっきりなしに人がはねられ、田舎では悪路で馬車が横転しました。
モーツァルト家も一度馬車で事故を起こし、父親のレオポルトが大怪我をしたという記録があります。
そんな中でもたくましく人々は行き来し、18世紀の華麗な文化の礎になりました。
横転した馬車を起こすのを手伝って稼ぐ農民もいたとか。
そのために幹線道路の完成を遅らせたりしなかったり…。


きりがないですね。
今回はこの辺で。

クロノ・モノクロームも次号は46話。
あの人の秘密の箱が開きます。
スタッフが読んで切なくなってくれてました。
そういうの見ると嬉しいですね。

単行本1~3巻も発売中。
反応・感想楽しみにしています。
応援宜しくね!!!

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グーテンターク!!
仁月です。
めっきり寒くなってきましたね。
昨日はポッキーの日ということで、ポッキーをスタッフにふるまいました。

ちなみに昨日の昼食は手作りチキンドリア、夕食はサンマに炊き込みご飯でした。
デザートにスタッフが前からすすめてくれてた、ラフランスなるものを初めて食べたのですがあれおいしいね!!
秋はうまいものが多くて幸せです。

ではちょっと作画が忙しいので大した更新はできませんが、ハロウィンその後。
時系列的にはその2→その3→その1でしょうか。
「なぜケンペレンは素直にカボチャ彫ってるんですか?いつもならフィリ氏の頭にかぼちゃをたたきつけるんじゃないんですか?」
という質問を受けたので、こんな感じだったのではと。




黒六:「…というかよくカボチャ彫ってくれましたね。」

フィリドール:「昔からああいうのは好きなんだよねぇ、あの子。凝り性だし。次は何させよっかな~♪」

黒六:「さすがにその手のそれは、まずいんじゃないかなぁ…。」





クロノ・モノクロームも44話。
今週大詰めを迎えます。
反応・感想楽しみにしています。
単行本1~3巻ともども応援宜しくね!!!

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グーテンターク!!
仁月です。

前回のハロウィン絵(クロノ・モノクロームうんちくの10~12話について参照)をあげてから、何人かの方からフィリドールを!フィリ氏を!というコメントを何人かの方から頂いたので描いてみました。
 今回は時間あんまないのでイラストだけ。

ちなみにご存知の方も多いと思いますが、元々ハロウィンは北欧の一部地域のお祭りであって、ヨーロッパ全体ではそれほどメジャーな風習ではありませんでした。
18世紀のオーストリアやフランス人には、それこそなじみがなかったんじゃないかなぁ。
文献でも見かけなかったのもありますが(あったらすみません)、この時代、デンマークやスェーデンはかなりの強国で、しばしば神聖ローマを脅かしていたので、敵国独自の風習を喜んで楽しむのは、難しかったのかもしれないですね。
今では日本でも有名になってきたように、ヨーロッパでも楽しいお祭りになっているようですが、これもひとつの平和の象徴かもしれません。

…イラストだけといいつつ、語らずにはいられないのか自分は。


まぁ、でもうちのフィリさんが知ってたら、たぶん大喜びでイラストのようになってたんじゃなかろうかと!
というわけでトリック・オア・トリート☆フランス編!!
 
 
   
 
 
フィリドール:「トリック・オア・トリート!!さあ、皆も一緒に!トリック・オア・トリート!!」

黒六:「あの、フィリドールさん…。もう俺、お腹が…。」

レベッカ:「モグモゴッゴ、モゴゴモモッゴ―モゴモグゴ(別腹ってどこまでオッケーなのかしら)…。」

フィリドール:「いや~、ハロウィンって素晴らしい行事だね!フランスでも取り入れるべきだよ。公然と子供に、手当たり次第お菓子をふるまっていいなんて、まるで僕のためにあるような行事だよね!」

レベッカ:「モゴ?モーゴッゴ、ムゴ?(あれ?そーだっけ、クロ?)」

黒六:「……。」
 
ケンペレン:「おい、糖分の過剰摂取で1匹、目が死んでるぞ。」

フィリドール:「何か言った~?ケンペレン、早くもう1個カボチャ彫ってよ。」

ケンペレン:「もう4つ目なんだが。…ん?というかこの4つ目はもしや…。」



クロノ・モノクロームも次号は44話。
勝負回なので必見です!!
反応・感想楽しみにしています。
単行本1~3巻ともに応援宜しくね!!!

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