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プロフィール
HN:磯見仁月
職業:漫画家
自己紹介:
漫画家の卵。殻を破ろうと日々悶え中。趣味は読書と旅行と整理整頓。丸ペンと家庭用万能包丁が愛刀です。


新連載「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」(新潮社 月刊コミックバンチ)2018年12月21日開始



※当ブログ内の画像の無断転載は禁止とさせていただきます。よろしくお願いいたします。


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漫画家・磯見仁月のブログです。                                 新連載「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」(新潮社 月刊コミックバンチ)
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どうも仁月です。

機械音痴の自分がブログ初め、数か月。
拍手からコメントメッセージがもらえて、それを読めることを、知らなかった…。
いや、本当機械音痴なんです。
すみません、勉強します。

 拍手やコメントありがとうございます!!
なかなか手が空かず、全部が全部返せませんが、質問等が少し上がってきたので、いくつか抜粋して記載させていただきます。
皆、応援ありがとう!!

桜椛様→お越しいただきありがとうございます!そうです、ご察しのお通り怪体真書の険持ちよ先生の所でチーフアシスタントしてました磯西仁です。エールありがとうございます!

12/5 1:56の方→いそみじんげつと読みます。呼びにくいのと前のペンネームの関係で、仁と呼ぶ方が多いですが…。応援宜しくお願いします!

レクタア博士さま、天津飯小池さま、野村さま、ハネウサギさま、yukkinaさま、ののじさま、アスカさま、メリーさま、コニ―さま、たっつーさま、ボードゲーマーさま、ほか2013/12/20までのお客様でコメント下さった皆様(順不同)

暖かい応援メッセージ、ありがとうございます!
チェスに興味を持って下さった方が何人かいらしてうれしかったです。
 拙作ですが、精一杯頑張りますので、今後とも応援宜しくお願いします!!

拍手[10回]

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どうも、仁月です。

サンデーも発売したことだし、クロノ・モノクロームの2話 についてちょっと歴史的うんちくを語りたいともいます。
まだ読んでない、ネタバレはちょっと…、って人は後で読んでくださいね。
たぶん本編そんなに関係ないので、大丈夫だと思いますが…。
長いよ!
宿題やお仕事残ってる人は、後で見るんだよ!!

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さて。
主人公がタイムスリップしたのは

18世紀ウィーン!!

現在のオーストリアですね!
まず冒頭。

電気もないこの時代、移動手段で早いのは主に馬でした。
ウィーンでは観光用に、今でもたくさん馬車が走ってます。

窓にぼんやり透けて見えるのは、かつら屋さん。
ショーウィンドウ的なものはまだこの時代はなく(ウィンドウショッピングという発想ができたのは19世紀ごろといわれています)、一枚の大きなガラス板を作る技術も弱いので、ふつうに格子窓が多いのです。
18世紀はかつら文化がすごいんですねー。
だからこそ、髪を狙って絡んでくる、浮浪者も割といたそうです。
音楽室の偉人の写真って、みんなすごい巻き毛ですよね。
あれもかつらなんです。
少年史的にあれなんで、そこはうまくデフォルメしていきますが…。
かつらにこれまた色々おしゃれの文化があるんですが、それもそのうち作中でだしたいなあ。

隣 の看板、「カイザー」と書いてあります。
レオの店でも出てますが、ウィーンの一番代表的なパンのひとつにカイザーゼンメルがあります。
星のような切れ込みの入った、なんにでもあう、日本でいうごはん的な感じのパンです。
カイザーゼンメル自体の歴史は古いのですが、実は18世紀では、今のウィーンの名物であるものはあまりなかったりします。
有名なチョコのケーキ、ザッハトルテもまだありません。
内陸部だから海の幸もあまり手に入らず(冷蔵庫ないしね)、今もそうですが川魚が名物のひとつにあります。
イワナやマス、時にはコイも食べてたみたいです。
当時の献立などの記録調べてたら、面白いことがいくつかわかったんで、そのうち料理の回もかきたいなあ。

ねずみをぶら下げた男。
当時の風俗画にあったのですが、ネズミ取りを仕事にする人たちがいたそうで。
犬を何匹かつれ、狩りの要領で捕まえてたそうです。
ネズミは疫病の原因としておそれられ、たくさん捕まえるネズミ捕りは重宝されました。
ハーメルンの笛吹き男でもネズミの脅威が描かれてますが、昔はそれほどネズミが災害としてありました。

酒場で飲んでいるのは主にビール。
ウィーンはビールがおいしいです。
残念ながら私は炭酸だめなんで飲めませんが…。
富裕層はワインがメジャー。
でも平民は雑多な酒場でビールをあおりながら、バックギャモンやカードで遊んでいました。
徐々にチェスも普及します。
たばこをたしなむ人も多く、マッチはないから暖炉の炭をひばさみで拾い、着火していました。
途中のキセルをもってる老人がそうですね。
日銭を稼いだら酒場へなだれ込む、当時の酒場は民衆の数少ない憩いの場でした。

そしてチェス。
今回の対抗策ででてくるフィッシャーディフェンスは、かなり高度な技になります。
指してみると、割と序盤でポーンをきめちゃうので、一見効いているのかどうか分からないなー、ってなります。
でも、実際に、そこにおくとものすごい防御力になるのが検証され、判明されています。
棋士の方々の読みの世界には、ただただ脱帽しますね!



そんなこんなで場面が急転した第2話。
正直、どういう反応になるのかどきどきしています。
これからちょっとでも、チェスと世界史を好きになってくれる人が増えたらいいな。
なじみのない世界だと思うので、少しでも面白くなるよう頑張るね!!
後、わりとこの時代は、世界史のテストに出てきます。
センター前の学生のみなさん、もうどうにもならなかったら、この漫画を読んでみて!!、


ちなみに今回のカラーはレオ。
画材はコピック、アナログ画ですね。
私はPCが苦手で、実はPCで塗ったことが10枚もなく、1話のカラーも勝手がわからず、四苦八苦でした。
原稿も全部アナログなんで、そのうちカラーも練習したいなー。
コピックで塗るのは好きなんですけどね。
修正がしにくいので。

レオには先に説明したカイザーゼンメルを持っていただきました。
ちっさく2話にあるんだけど、店名は「太った男」。
ウィーンのごはんはおいしいです。
いると太れそう。

では、そろそろ仕事に戻ります!!

拍手[23回]



磯見仁月です。

2013年12月4日をもちまして、

クロノ・モノクローム

連載開始しました!!

お祝いメール、リツイート、感想たくさんありがとうございます!!

実は数日前に作家には見本誌が届くんで、一足早くできあがったものは見れるんですが、どうも見ても嬉しいとか、そういう感情が湧いてきませんでした。
なんというか不思議?
実感が全然わかない…。
なんで自分の絵がここにあるんだろう…、あれ??みたいな。
あまりの実感のなさに、とりあえず売ってるとこをみたらわくかと思ってコンビニへ。
見た感想。

「……うわぁ、ホンマに売っとる…。」


失礼、関西弁が出ました。
そして売ってるのを見て、なおさら、何か申し訳なくなりました。
いや、表紙のコナンは素晴らしいのでいいんですけど!!

あれですかね。
事が大きすぎて、PCでいうデータサイズオーバーで処理し切れてないんですかね?
そのうちじわじわ実感できたらいいなぁ。
素直に喜びたい!!


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話は変わって、漫画家になると決めたのは10歳の時。
当時サンデーで連載してた、高橋留美子先生のらんま2/1の17巻を、父が会社帰りに買ってきてて読んだのが、生まれて初めて読んだ漫画でした。
うちは漫画が禁止のおうちだったので、漫画というジャンルがあること自体よく知らず、本ばかり読んでた私には、広がる白黒の世界は衝撃でした。
「こんな面白いものがこの世にあるのか!!」

そこで「自分もこういうの描きたい!」って思うあたり、自分は無謀でアホだと思いますが。
その日の晩に、母に将来の夢を報告して、現実を説明され玉砕し、それならばと漫画家になるための自分用のマル秘人生計画書を作成するわけですが、それはまたの機会に。
ただ、

「留美子先生が描いている雑誌に、留美子先生が連載してるときに自分の作品を掲載する。」

その夢の第一弾がようやく叶いました。
心配ばかりかけた家族、時代考証の資料を国会図書館から個人蔵書まで共に探したり、職場設営のため関西から駆けつけてくれた友人達、恩師たち、都度、助けて頂いたかかりつけ医の皆様、社会人経験積ませて下さった会社の方々、作画技術を仕込んでくださったアシ先の先生方、海外取材を気前よくOKしてくださった編集長、海外取材先のガイド、館員の皆様、チェス協会並びに棋士の皆様、毎週気合い入れて作画してくれる頑張り屋のスタッフ、ヘルプ様、そしてサンデーへの初投稿依頼、ずっとついてくださった担当のおかげだと思っています。
勝負はこれからですが、ひとまずのお礼に代えさせて頂きます。


そのうちうちのスタッフ紹介、チェスの説明他、歴史オタクの変態的うんちくもここでかましていきたい(時間的にいけるかはさておき)と思うので、こうご期待!!
頑張って、頑張るから応援宜しくね!!

拍手[40回]


 昨日発売のサンデーに予告カットが出て、情報解禁になりましたのでお知らせします。

12月4日発売、週刊少年サンデーにて新連載

『クロノ・モノクローム』

   by 磯見仁月

をさせていただくことになりました!!!



あー!よかった!!ようやく言えた!!
しかしなんでしょうね。
実はwebで読切りはありましたが、サンデー本誌はおろか、スーパーなどの紙面掲載すらしたことないんですよね。
何が起こったのか…、いや、それはもう色々あったんですけど。
怒涛の2年でした。
その辺もぼちぼちのっけていこうかな。
取材とか、とても素敵なことが盛りだくさんでしたので。


ペンネームも磯西仁から心機一転、磯見仁月に変えました。
磯西仁、気に入ってたんですけどね。
新人戦の時の応援メールや、仲間の先生方も「仁~!」って呼んで親しんでくださいましたので。
こちらも諸事情ありまして(いずれのっけようかと思いますが)、変更になりました。
でも仁月なので、今まで通り仁でいけるかな。


クロノ・モノクロームですが、内容はチェスと歴史です。
自分は世界史オタクです。
たぶん、みなさんほとんど知らないお話だと思いますし、ちょっと変わった連載になるかと思います。
テーマが難しいので、どこまで描き切れるかわかりませんが、精一杯頑張りますので応援宜しくお願いします!!!


因みにカラーはボツになった予告カット。
構図ミスった…。
絵が下手なので、うまくなれるよう精進します。
後、今気づいたことなのだけど。
今日ってずっと一緒にやってきた担当さんから、初めて担当しますって電話もらった日だった。
ちょうど別件が重なって、日付が印象に残ってたのだけど。
ちょっと感慨深いですね。
では仕事に戻ります!

拍手[17回]

ちょっとしばらく海を越えてきました。
思いもよらぬ異国への旅。
ちょぅと今年はいいこと続きで、どきどきしてます。
来年もつづくといいな。

連れてってくださった皆様、現地で協力してくださった皆様に感謝。
とっても素敵な時間でした。
ちょくちょくこれからいろいろとあげてみたいと思います。
旅先を一部抜粋!!

いやー、素晴らしかった、全てにダンケシェーン!!

拍手[8回]

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新潮社月刊コミックバンチにて連載開始!


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クロノ・モノクローム第5巻

クロノ・モノクローム第4巻

クロノ・モノクローム第3巻

クロノ・モノクローム第2巻

クロノ・モノクローム第1巻

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