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プロフィール
HN:磯見仁月
職業:漫画家
自己紹介:
漫画家の卵。殻を破ろうと日々悶え中。趣味は読書と旅行と整理整頓。丸ペンと家庭用万能包丁が愛刀です。


新連載「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」(新潮社 月刊コミックバンチ)2018年12月21日開始



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漫画家・磯見仁月のブログです。                                 新連載「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」(新潮社 月刊コミックバンチ)
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グーテンモーゲン!!
仁月です。

4コマが好評だったので、また描いてみました。
アントンリクエストがきたので、今回はアントンのお話です。
春は恋の季節。

 
「秘密は箱の中に・・・。」
ちなみにケンペレンはまた負けたので、機嫌が悪い。





では久々のうんちく。
今日はジャガイモだよ!!

ドイツ地方では主食になりそうな勢いで有名なじゃがいもも、1770年前後はあまり普及していませんでした。
もともと南米が原産地で、大航海時代がもたらした産物なのです。
イタリアで重宝されたトマト然り、意外とヨーロッパで今主流の食物は、過去の植民地からの恩恵が多いのです。

クロノ・モノクロームでも出てきた、プロイセン王国のフリードリヒ2世により、飢饉対策の一環として普及が始まりましたが、それまではなんと家畜の餌扱いが中心でした。
18世紀ごろの救貧院など、貧しい施設の献立の記録などを調べると(ここまで調べ上げているのを見て、友人から変態といわれた仁月)、徐々に献立にジャガイモが入ってきていますが、当時のジャガイモは水っぽくて、形も不揃いで小さく、カビも多くてなかなか食べるのがきつい代物でした。
荒れ地でも栽培しやすいので、人間の食べ物として導入されたわけですが、最初は民衆でも抵抗の多い人が少なくなかったとか。
プロイセンの敵国などは、揶揄するためにジャガイモを用いることもあったようです。3巻のラウドン将軍がいい例ですね。

その後、ジャガイモの可能性に気付いた上流階級などが、調理法や栽培法を発明し、レシピを作って啓発するなどして、次第に民衆に普及していったのです。
数十年とたたずに、メジャーな食べ物として台頭するジャガイモ。
レベッカもそのうちおいしいものとして、食べれるようになるかもしれませんね。


さて、3月もそろそろ終わり。
ジャガイモの種芋をまく時期です。
仁月の小学校ではジャガイモを植える行事があったのですが、花が咲く時期になると友達がモンシロチョウの青虫を取ってる脇で、写生をしていました。
友達が青虫を分けてくれるのですが、毛虫じゃない青虫のあのふわふわは割と嫌いじゃない。
4月から学生のみんな、社会人のみんな!
泣いても笑っても休みはあと1日だぜ!!
この時期になると社会人になる前の最後の学生時代、本気で時間よ止まれと世の中を呪ったのを思い出します。
素敵な春が皆さんに訪れますように!!

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