CATEGORY : クロノ・モノクローム うんちく
どうも、仁月です。
サンデーも発売したことだし、クロノ・モノクロームの2話 についてちょっと歴史的うんちくを語りたいともいます。
まだ読んでない、ネタバレはちょっと…、って人は後で読んでくださいね。
たぶん本編そんなに関係ないので、大丈夫だと思いますが…。
長いよ!
宿題やお仕事残ってる人は、後で見るんだよ!!
******************************************************************************************
さて。
主人公がタイムスリップしたのは
まず冒頭。
電気もないこの時代、移動手段で早いのは主に馬でした。
ウィーンでは観光用に、今でもたくさん馬車が走ってます。
窓にぼんやり透けて見えるのは、かつら屋さん。
ショーウィンドウ的なものはまだこの時代はなく(ウィンドウショッピングという発想ができたのは19世紀ごろといわれています)、一枚の大きなガラス板を作る技術も弱いので、ふつうに格子窓が多いのです。
18世紀はかつら文化がすごいんですねー。
だからこそ、髪を狙って絡んでくる、浮浪者も割といたそうです。
音楽室の偉人の写真って、みんなすごい巻き毛ですよね。
あれもかつらなんです。
少年史的にあれなんで、そこはうまくデフォルメしていきますが…。
かつらにこれまた色々おしゃれの文化があるんですが、それもそのうち作中でだしたいなあ。
隣 の看板、「カイザー」と書いてあります。
レオの店でも出てますが、ウィーンの一番代表的なパンのひとつにカイザーゼンメルがあります。
星のような切れ込みの入った、なんにでもあう、日本でいうごはん的な感じのパンです。
カイザーゼンメル自体の歴史は古いのですが、実は18世紀では、今のウィーンの名物であるものはあまりなかったりします。
有名なチョコのケーキ、ザッハトルテもまだありません。
内陸部だから海の幸もあまり手に入らず(冷蔵庫ないしね)、今もそうですが川魚が名物のひとつにあります。
イワナやマス、時にはコイも食べてたみたいです。
当時の献立などの記録調べてたら、面白いことがいくつかわかったんで、そのうち料理の回もかきたいなあ。
ねずみをぶら下げた男。
当時の風俗画にあったのですが、ネズミ取りを仕事にする人たちがいたそうで。
犬を何匹かつれ、狩りの要領で捕まえてたそうです。
ネズミは疫病の原因としておそれられ、たくさん捕まえるネズミ捕りは重宝されました。
ハーメルンの笛吹き男でもネズミの脅威が描かれてますが、昔はそれほどネズミが災害としてありました。
酒場で飲んでいるのは主にビール。
ウィーンはビールがおいしいです。
残念ながら私は炭酸だめなんで飲めませんが…。
富裕層はワインがメジャー。
でも平民は雑多な酒場でビールをあおりながら、バックギャモンやカードで遊んでいました。
徐々にチェスも普及します。
たばこをたしなむ人も多く、マッチはないから暖炉の炭をひばさみで拾い、着火していました。
途中のキセルをもってる老人がそうですね。
日銭を稼いだら酒場へなだれ込む、当時の酒場は民衆の数少ない憩いの場でした。
そしてチェス。
今回の対抗策ででてくるフィッシャーディフェンスは、かなり高度な技になります。
指してみると、割と序盤でポーンをきめちゃうので、一見効いているのかどうか分からないなー、ってなります。
でも、実際に、そこにおくとものすごい防御力になるのが検証され、判明されています。
棋士の方々の読みの世界には、ただただ脱帽しますね!
そんなこんなで場面が急転した第2話。
正直、どういう反応になるのかどきどきしています。
これからちょっとでも、チェスと世界史を好きになってくれる人が増えたらいいな。
なじみのない世界だと思うので、少しでも面白くなるよう頑張るね!!
後、わりとこの時代は、世界史のテストに出てきます。
センター前の学生のみなさん、もうどうにもならなかったら、この漫画を読んでみて!!、
ちなみに今回のカラーはレオ。
画材はコピック、アナログ画ですね。
私はPCが苦手で、実はPCで塗ったことが10枚もなく、1話のカラーも勝手がわからず、四苦八苦でした。
原稿も全部アナログなんで、そのうちカラーも練習したいなー。
コピックで塗るのは好きなんですけどね。
修正がしにくいので。
レオには先に説明したカイザーゼンメルを持っていただきました。
ちっさく2話にあるんだけど、店名は「太った男」。
ウィーンのごはんはおいしいです。
いると太れそう。
では、そろそろ仕事に戻ります!!
どうも、仁月です。
サンデーも発売したことだし、クロノ・モノクロームの2話 についてちょっと歴史的うんちくを語りたいともいます。
まだ読んでない、ネタバレはちょっと…、って人は後で読んでくださいね。
たぶん本編そんなに関係ないので、大丈夫だと思いますが…。
長いよ!
宿題やお仕事残ってる人は、後で見るんだよ!!
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さて。
主人公がタイムスリップしたのは
18世紀ウィーン!!
現在のオーストリアですね!まず冒頭。
電気もないこの時代、移動手段で早いのは主に馬でした。
ウィーンでは観光用に、今でもたくさん馬車が走ってます。
窓にぼんやり透けて見えるのは、かつら屋さん。
ショーウィンドウ的なものはまだこの時代はなく(ウィンドウショッピングという発想ができたのは19世紀ごろといわれています)、一枚の大きなガラス板を作る技術も弱いので、ふつうに格子窓が多いのです。
18世紀はかつら文化がすごいんですねー。
だからこそ、髪を狙って絡んでくる、浮浪者も割といたそうです。
音楽室の偉人の写真って、みんなすごい巻き毛ですよね。
あれもかつらなんです。
少年史的にあれなんで、そこはうまくデフォルメしていきますが…。
かつらにこれまた色々おしゃれの文化があるんですが、それもそのうち作中でだしたいなあ。
隣 の看板、「カイザー」と書いてあります。
レオの店でも出てますが、ウィーンの一番代表的なパンのひとつにカイザーゼンメルがあります。
星のような切れ込みの入った、なんにでもあう、日本でいうごはん的な感じのパンです。
カイザーゼンメル自体の歴史は古いのですが、実は18世紀では、今のウィーンの名物であるものはあまりなかったりします。
有名なチョコのケーキ、ザッハトルテもまだありません。
内陸部だから海の幸もあまり手に入らず(冷蔵庫ないしね)、今もそうですが川魚が名物のひとつにあります。
イワナやマス、時にはコイも食べてたみたいです。
当時の献立などの記録調べてたら、面白いことがいくつかわかったんで、そのうち料理の回もかきたいなあ。
ねずみをぶら下げた男。
当時の風俗画にあったのですが、ネズミ取りを仕事にする人たちがいたそうで。
犬を何匹かつれ、狩りの要領で捕まえてたそうです。
ネズミは疫病の原因としておそれられ、たくさん捕まえるネズミ捕りは重宝されました。
ハーメルンの笛吹き男でもネズミの脅威が描かれてますが、昔はそれほどネズミが災害としてありました。
酒場で飲んでいるのは主にビール。
ウィーンはビールがおいしいです。
残念ながら私は炭酸だめなんで飲めませんが…。
富裕層はワインがメジャー。
でも平民は雑多な酒場でビールをあおりながら、バックギャモンやカードで遊んでいました。
徐々にチェスも普及します。
たばこをたしなむ人も多く、マッチはないから暖炉の炭をひばさみで拾い、着火していました。
途中のキセルをもってる老人がそうですね。
日銭を稼いだら酒場へなだれ込む、当時の酒場は民衆の数少ない憩いの場でした。
そしてチェス。
今回の対抗策ででてくるフィッシャーディフェンスは、かなり高度な技になります。
指してみると、割と序盤でポーンをきめちゃうので、一見効いているのかどうか分からないなー、ってなります。
でも、実際に、そこにおくとものすごい防御力になるのが検証され、判明されています。
棋士の方々の読みの世界には、ただただ脱帽しますね!
そんなこんなで場面が急転した第2話。
正直、どういう反応になるのかどきどきしています。
これからちょっとでも、チェスと世界史を好きになってくれる人が増えたらいいな。
なじみのない世界だと思うので、少しでも面白くなるよう頑張るね!!
後、わりとこの時代は、世界史のテストに出てきます。
センター前の学生のみなさん、もうどうにもならなかったら、この漫画を読んでみて!!、
ちなみに今回のカラーはレオ。
画材はコピック、アナログ画ですね。
私はPCが苦手で、実はPCで塗ったことが10枚もなく、1話のカラーも勝手がわからず、四苦八苦でした。
原稿も全部アナログなんで、そのうちカラーも練習したいなー。
コピックで塗るのは好きなんですけどね。
修正がしにくいので。
レオには先に説明したカイザーゼンメルを持っていただきました。
ちっさく2話にあるんだけど、店名は「太った男」。
ウィーンのごはんはおいしいです。
いると太れそう。
では、そろそろ仕事に戻ります!!
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