CATEGORY : クロノ・モノクローム うんちく
ハッピーハロウィン!!
お久しぶりです。仁月です。
4巻単行本作業と、体調崩している間に、ハロウィンあけてしまいました。
仁月は今年はスタッフにお菓子を仕込んだら、ちゃんとお返しがきました。
なんだかんだでイベントは、楽しむ誰かがいれば、便乗すべきだなと思います。
クロノ・モノクロームの舞台、ヨーロッパでも盛大に、ハロウィンが祝われてるようです。
元々、北欧のお祭りで、ヨーロッパにもあまりなじみがなかったそうなのですが、クリスマス然り、楽しければ流行るのはどこも同じかもしれません。
この時期にヨーロッパに行ける人がうらやましい!!
ウィーンに取材に行ってはやくも1年たってしまいました。
向こうはまだハロウィンはしてなかったなぁ。
そういうわけでハロウィン絵。
黒六は狼男かと思ったけど、普段と変わらないので、吸血鬼黒六、魔女っ娘レベッカ、狼男ケンペレンです。
まあケンペレンは狼が正解なんだけど。
気になる人は4巻に理由が載ってますので、買ってね!!
12月18日頃
クロノ・モノクローム4巻も発売のようです!!!
クリスマスのプレゼントにチェスセットとクロノ・モノクローム1~4巻セットなどいかがでしょうか?そこのあなた。
不思議と飽きないので、お友達や家族でやるのにおすすめですよ!
レベッカ:「トリック・オア・トリート!!」
ケンペレン:「トリック・バット・トリート…。」←低音
黒六:「……。」
レベッカ:「クロ?お菓子は?それとも血を吸っちゃう?トマトジュースならあるけど。」
黒六:「…その…、お菓子は持ってるんだけど、うかつに答えると悪手になる気がする…。」
軽くジョブをいれて久々にうんちくです。
基本ブログのはサンデーBSや単行本に入れきれなかったものを、書いている感じなので、興味ある人はBSと単行本と照らし合わせながら見ていただけると幸いです。
第10話
シェーンブルン宮殿、ケンペレンと女帝マリア=テレジアとの一局です。
史実でもこの2人は仲が良く、ケンペレンは献身的に働き、女帝はそんな彼を高く評価し、重用したといわれています。
調べるとわかるんですが、この2人はもうありえないくらい優秀で、仕事・家庭・性格・容姿・健康すべてにおいて充実した生涯を送っています。
地位こそ雲泥の差があるものの、そういう意味では似た者同士といえるかもしれません。
表紙の部屋の隅にあるものは、実際シェーンブルンにあったストーブ。
陶器製で白く、色味はシンプルですが、細かい優美な模様が刻まれています。
これがフランスだと鮮やかな色味の花模様になったりするんですが、そこはお国柄かもしれません。
女帝は可愛く、美しいものが好きでしたが、同時に家庭的な雰囲気も好み、華美にはせず、小ぶりな部屋で大勢の家族の肖像画を飾り、家族や親しい家臣と団欒を楽しんだとか。
16人いた子供には家庭教師を付けましたが、その成長記録を、激務の中、毎日日記につけていたそうです。
そして女帝が読んでいる新聞。
新聞はこの時代富裕層中心で発行され、特に産業革命(2年ほど前にイギリスで起こっています)の後は、徐々にその勢いをまし、科学技術や思想の発展を後押ししました。
史実でもタークがフランスの有名な新聞に取り上げられ、そこから一気に広まってセンセーションを起こしたといわれています。
11~12話
レベッカの飲んでるお茶。
18世紀はお茶の流通が拡大し、紅茶とコーヒー、中国茶が特に貴族階級で好まれました。
ただしコーヒーはトルココーヒーが中心で、現代で飲まれているものとは少し勝手が違ったとか。
文献を見ると、フランスのパリでは労働者がすでにミルクコーヒーを楽しんでた記録もあるので、地方で随分差があったのかもしれません。
女帝がお菓子好きだったのもあって、当時のオーストリアはお茶へのこだわりも強まり、特に紅茶はイギリスからの輸入に頼りきりだったため(インドに植民地があった)、それこそ国家予算を圧迫するほど需要が高かったそうです。
茶器も隣国ザクセンのマイセン磁器で作らせたり、中国から陶磁器を輸入してアレンジするなどして、ウィーン宮廷では贅沢に楽しまれていました。
今でもハプスブルク家の宝物や、彼女の娘の嫁ぎ先の品々に、素敵な茶器が保管・展示されています。
仁月はコーヒーと紅茶ばっか飲んでて、質より量なのですが、やはりおいしいのはテンションあがります。
ヨーロッパでは同じ茶葉でも地方により、入れるものが違ってて、ごだわりが面白いです。
ミルクだったりジャムだったり、果物やフレーバー、お酒も入れたりします。
これから寒くなっておいしい季節ですので、良ければ試してみてください。
そして時計職人。
ドイツ地方は職人文化が濃く、もうここだけじゃ描き切れないです。
仕事が落ち着いたらゆっくり更新したい。
ちなみにフレデリックさんも実在します。
18世紀の時計職人の一人で、後世、徐々に名をあげていきます。
実際は有名なフランスの工房に行った職人さんの一人で、レベッカのツンフトにいたのかは定かではありませんが、ドイツ地方のアウグスブルグ~ウィーン周辺の職人さんは、遍歴職人の過程で、フランスに学びに行く人も多かったそうで、そんな一人だと面白いかなと思い、組み込んでいます。
ちなみに描写している時計用具は18世紀に発行された、職人の道具の図録から掻き起しています。
多少時代が前後しますが、回想に出てくるレベッカのベンチ(作業机)などは当時の雰囲気に近いです。
電気がないランプでの細かい作業なので、眼をやられる職人も多かったそうですが、 それでも職人たちは限界まで技を磨き、現代まで残る美しい時計を残しました。
各国の宮殿を見ると、美しい機械時計が大切に飾られているのを多く目にします。
貴族の栄華と職人の誇りが合いまった、18世紀の象徴のひとつといえるかもしれません。
ちなみに擬人化駒が好評な回でした。
この回は特殊ルールを設けたため、参考になる棋譜がなく、シュミレーションでかなりの時間がかかった覚えがあります(しかも時計の専門知識の勉強が必要だった)。
実際このルールでやると超むずかしいよ!!
勝てない相手に薦めてみましょう。
さて、お仕事があるのでこの辺で切り上げます。
本編はすでに42話。
佳境に入ってますので、うんちくは時間空いたときにのらりくらりとやらせていただきます。
単行本1~3巻も発売中!!
反応・感想楽しみにしています。
ファンレターやプレゼントありがとう!!すごくうれしいです。
応援宜しくお願いします!!!
お久しぶりです。仁月です。
4巻単行本作業と、体調崩している間に、ハロウィンあけてしまいました。
仁月は今年はスタッフにお菓子を仕込んだら、ちゃんとお返しがきました。
なんだかんだでイベントは、楽しむ誰かがいれば、便乗すべきだなと思います。
クロノ・モノクロームの舞台、ヨーロッパでも盛大に、ハロウィンが祝われてるようです。
元々、北欧のお祭りで、ヨーロッパにもあまりなじみがなかったそうなのですが、クリスマス然り、楽しければ流行るのはどこも同じかもしれません。
この時期にヨーロッパに行ける人がうらやましい!!
ウィーンに取材に行ってはやくも1年たってしまいました。
向こうはまだハロウィンはしてなかったなぁ。
そういうわけでハロウィン絵。
黒六は狼男かと思ったけど、普段と変わらないので、吸血鬼黒六、魔女っ娘レベッカ、狼男ケンペレンです。
まあケンペレンは狼が正解なんだけど。
気になる人は4巻に理由が載ってますので、買ってね!!
12月18日頃
クロノ・モノクローム4巻も発売のようです!!!
クリスマスのプレゼントにチェスセットとクロノ・モノクローム1~4巻セットなどいかがでしょうか?そこのあなた。
不思議と飽きないので、お友達や家族でやるのにおすすめですよ!
レベッカ:「トリック・オア・トリート!!」
ケンペレン:「トリック・バット・トリート…。」←低音
黒六:「……。」
レベッカ:「クロ?お菓子は?それとも血を吸っちゃう?トマトジュースならあるけど。」
黒六:「…その…、お菓子は持ってるんだけど、うかつに答えると悪手になる気がする…。」
軽くジョブをいれて久々にうんちくです。
基本ブログのはサンデーBSや単行本に入れきれなかったものを、書いている感じなので、興味ある人はBSと単行本と照らし合わせながら見ていただけると幸いです。
第10話
シェーンブルン宮殿、ケンペレンと女帝マリア=テレジアとの一局です。
史実でもこの2人は仲が良く、ケンペレンは献身的に働き、女帝はそんな彼を高く評価し、重用したといわれています。
調べるとわかるんですが、この2人はもうありえないくらい優秀で、仕事・家庭・性格・容姿・健康すべてにおいて充実した生涯を送っています。
地位こそ雲泥の差があるものの、そういう意味では似た者同士といえるかもしれません。
表紙の部屋の隅にあるものは、実際シェーンブルンにあったストーブ。
陶器製で白く、色味はシンプルですが、細かい優美な模様が刻まれています。
これがフランスだと鮮やかな色味の花模様になったりするんですが、そこはお国柄かもしれません。
女帝は可愛く、美しいものが好きでしたが、同時に家庭的な雰囲気も好み、華美にはせず、小ぶりな部屋で大勢の家族の肖像画を飾り、家族や親しい家臣と団欒を楽しんだとか。
16人いた子供には家庭教師を付けましたが、その成長記録を、激務の中、毎日日記につけていたそうです。
そして女帝が読んでいる新聞。
新聞はこの時代富裕層中心で発行され、特に産業革命(2年ほど前にイギリスで起こっています)の後は、徐々にその勢いをまし、科学技術や思想の発展を後押ししました。
史実でもタークがフランスの有名な新聞に取り上げられ、そこから一気に広まってセンセーションを起こしたといわれています。
11~12話
レベッカの飲んでるお茶。
18世紀はお茶の流通が拡大し、紅茶とコーヒー、中国茶が特に貴族階級で好まれました。
ただしコーヒーはトルココーヒーが中心で、現代で飲まれているものとは少し勝手が違ったとか。
文献を見ると、フランスのパリでは労働者がすでにミルクコーヒーを楽しんでた記録もあるので、地方で随分差があったのかもしれません。
女帝がお菓子好きだったのもあって、当時のオーストリアはお茶へのこだわりも強まり、特に紅茶はイギリスからの輸入に頼りきりだったため(インドに植民地があった)、それこそ国家予算を圧迫するほど需要が高かったそうです。
茶器も隣国ザクセンのマイセン磁器で作らせたり、中国から陶磁器を輸入してアレンジするなどして、ウィーン宮廷では贅沢に楽しまれていました。
今でもハプスブルク家の宝物や、彼女の娘の嫁ぎ先の品々に、素敵な茶器が保管・展示されています。
仁月はコーヒーと紅茶ばっか飲んでて、質より量なのですが、やはりおいしいのはテンションあがります。
ヨーロッパでは同じ茶葉でも地方により、入れるものが違ってて、ごだわりが面白いです。
ミルクだったりジャムだったり、果物やフレーバー、お酒も入れたりします。
これから寒くなっておいしい季節ですので、良ければ試してみてください。
そして時計職人。
ドイツ地方は職人文化が濃く、もうここだけじゃ描き切れないです。
仕事が落ち着いたらゆっくり更新したい。
ちなみにフレデリックさんも実在します。
18世紀の時計職人の一人で、後世、徐々に名をあげていきます。
実際は有名なフランスの工房に行った職人さんの一人で、レベッカのツンフトにいたのかは定かではありませんが、ドイツ地方のアウグスブルグ~ウィーン周辺の職人さんは、遍歴職人の過程で、フランスに学びに行く人も多かったそうで、そんな一人だと面白いかなと思い、組み込んでいます。
ちなみに描写している時計用具は18世紀に発行された、職人の道具の図録から掻き起しています。
多少時代が前後しますが、回想に出てくるレベッカのベンチ(作業机)などは当時の雰囲気に近いです。
電気がないランプでの細かい作業なので、眼をやられる職人も多かったそうですが、 それでも職人たちは限界まで技を磨き、現代まで残る美しい時計を残しました。
各国の宮殿を見ると、美しい機械時計が大切に飾られているのを多く目にします。
貴族の栄華と職人の誇りが合いまった、18世紀の象徴のひとつといえるかもしれません。
ちなみに擬人化駒が好評な回でした。
この回は特殊ルールを設けたため、参考になる棋譜がなく、シュミレーションでかなりの時間がかかった覚えがあります(しかも時計の専門知識の勉強が必要だった)。
実際このルールでやると超むずかしいよ!!
勝てない相手に薦めてみましょう。
さて、お仕事があるのでこの辺で切り上げます。
本編はすでに42話。
佳境に入ってますので、うんちくは時間空いたときにのらりくらりとやらせていただきます。
単行本1~3巻も発売中!!
反応・感想楽しみにしています。
ファンレターやプレゼントありがとう!!すごくうれしいです。
応援宜しくお願いします!!!
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